人が成長する機会

以前、「子育て、教育、そして生き方について」というブログに投稿した記事の再掲です。今回は、2015/08/31 の記事です。


長い間教師をしていると,生徒が短期間で劇的に成長する場面に遭遇することがあります。

人材が見当たらない
生徒会の役員であったり,部活動の役割であったり,何らかの責任ある立場の生徒を新たに選出しなければならない時。
いわゆる人材不足というか,帯に短し襷に長しというか,候補者の中にこれという生徒が見当たらない場合があります。
そんな中で選出された生徒は,教師からみると,この生徒で本当に大丈夫なのだろうかと不安を禁じえません。

予想をこえて成長する瞬間
ところが,力不足と見られていた生徒が,いざその立場になると,最初こそ心もとないのですが,あれよあれよという間に想像をはるかに超えた力を発揮することがあります。
その立場になったことよって生徒は成長したのです。
良い意味で予想が裏切られる。
教師としての大きな喜びを感じる瞬間でもあります。

立場が人を育てる
立場が人を育てるのです。
責任ある仕事を任せられることによって人は成長していきます。
その立場に立つことにより,視野が広がります。その立場に立ってはじめて見えるものがあるのです。
まかせられることによって,それまでの指示待ち人間から脱却して,自分の頭で考えることを身につけます。
集団の中で仕事を進めることで,周囲に心を配り,連絡調整して力を合せることを学びます。
責任ある立場が,最後でやり遂げることの重要性と喜びを教えてくれます。

まかせること
人を育てようとする場合,やらせてみる,まかせてみることが重要です。
やらせなければ,まかせなければ,その人が成長する機会もできません。
多少の不安があっても,まずはやらせてみることです。細かな口出しをせずに,まかせてみることです。
きっと予想を超えて成長してくれるはずです。

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