言い訳をするよりも・・・

仕事の遅れを指摘されて
教員になって10年以上経過して、そろそろ若手から中堅になろうかという時期の、ある日のことでした。

職員室で、仕事をしている私のところに先輩教員がやってきて、数日前に、その先輩から頼まれていた資料がまだできていないことを指摘されました。

言い訳が思い付かず
忙しかったし・・・、今日やろうと思っていたし・・・。
確か今日までだと思ったんだけど・・・。

頭の中でいろいろ考えたのですが,なかなかうまい言い訳が思いつかず
「すみません、今日中にそろえます」と答えました。

先輩は、「よろしく頼むよ」というようなことを言って自分の席に戻っていきました。

言い訳しなかったらほめられた
なんでもない日常の一こまなのですが、印象に残っているのは、そのあとのことです。

周りの席の人達が、私をほめてくれるのです。
言い訳せずに素直に謝ったのが立派だというのです。

理由はどうあれ、頼まれた資料ができていない私が一方的に悪いのですが、言い訳をしないことをほめられてしまいました。

正直な話、言い訳しなかったのではなく、うまい言い訳を思いつかなかっただけなのです。

言い訳を聞きたいわけじゃない
そこで気がつきました。

仕事の遅れを指摘してくれた先輩は、言い訳を聞きたかったわけではなく、いつまでにできるのかを聞きたかったのです。

そして、私は、言い訳を思いつかないおかげで、先輩の聞きたかったことに答えることができたのです。

もし、あの時、適当な言い訳をしたり、その場しのぎの嘘を言っていればどうなっていたでしょう。
きっと、後になって言い訳や嘘がばれて、信頼を失っていたでしょう。

言い訳や、その場しのぎの嘘は、かえって事態を悪化させます。

相手は、今後の対応を正確に聞きたいのです。言い訳や嘘を聞きたいわけではありません。

謝罪と今後の対応が重要
人はさまざまな場面でミスを犯します。
重要なのは,その後の対応です。

仕事の遅れや誤りを指摘する側は、言い訳を期待しているわけではありません。今後の対応を聞きたいのです。

ミスを犯してしまったら、自分の非を素直に認め、迷惑をかけたことを謝罪したうえで、今後の対応を正確に伝えるべきなのだと思います。

これが、ミスを取り返す最善の方法だと思います。

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