自分の頭で考えるということ

以前、「子育て、教育、そして生き方について」というブログに投稿した記事の再掲です。今回は、2015/09/08の記事です。


「自分の頭で考える」ことについて
高校の教員になって十数年が経過したあたりから、生徒に、是非身につけてほしいこととして、
「自分の頭で考え、自分の言葉で表現し、自分の責任で行動すること」が重要だと思うようになりました。
このことについて考えていきます。

今回は、その第1回として「自分の頭で考える」ことについてです。


なぜ、自分の頭で考える必要があるのか
何かを判断する時、「国が認めているから」とか「先生が話していたから」などというように、誰かが言ったことを鵜呑みにするのは危険です。

かつての、サリドマイドや薬害エイズなどのように、当時の国や公的機関が安全と認めたもので多数の被害を生じさせた例もあります。

また、福島第一原発のように産学官がそろって安全だと言っていたものが、嘘だったということもあります。

もちろん、他に意図することがあったり、悪意を持って嘘の情報を流すのはあってはならなことです。
たとえ、他意や悪意がなくても、その時点では正しいと考えられていたことが、結果的には誤りであったということもあります。

自分自身と周囲の人々を守るために
現職の高校教員時代に、生徒には
「校長が言っていることが、私(教師)が言ったことが,正しいとは限らない。本当に正しいかどうかは自分の頭で考えろ」と言っていました。

権威や権力が言っていることが正しいとは限りません。

重要なのは、彼らの言っていることを鵜呑みにせず、自分の頭で判断することです。
自分の頭でとことん考えて結論を出すことです。
自分の頭で考え、物事を正確に判断することが、自分自身と周囲の人々を守ることにつながるのです。

自分の頭で考えるためには
自分の頭で判断するためには、正確な情報と知識が必要です。
情報が不足していたり、知識が不十分であれば、誰かが言っていることに頼らざるをえなくなります。
より多くの情報と知識が、より正確な判断につながるのです。

情報を収集する能力
幸い、現代はかつての時代とは比較にならないほど、多様な情報を得る手段があります。
氾濫する情報の中から、正確かつ必要な情報を収集する能力を身につけることが重要になってきます。

判断するための知識
収集した情報を材料にして、判断するためには知識が必要です。

系統だった知識にこしたことはありませんが、たとえ断片的な知識でも、蓄積していくことによって徐々に厚みを増していきます。

判断が迫られてから必要な知識を獲得することも可能ですが、時間的に間に合わない場合も考えられます。
日ごろから様々な分野の知識を蓄積しておくことが大切です。

自分の頭で考え、正確に判断するためには、必要な知識を身につけ、正確な情報を集めることが重要なのです。


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